つなぐ国々
サモア独立国は南太平洋にある島国。主に首都アピアのあるルポウ島と、サバイイ島の2つの大きな火山島で構成されています。東側に位置するアメリカン・サモアに対して、西側のサモア独立国は、かつて『西サモア』と呼ばれていましたが、1997年に現在のサモア独立国という国名に変更されました。
現地へ出張に行った社員によると、「島中の人々が顔見知りで、とてもアットホームな雰囲気の島」とのこと。自国への誇りが強く、伝統が色濃く残っている国です。全ての村に集会所があり、村人が一堂に会して話し合いをしている風景がよく見かけられるそうです。
主食はタロイモやヤムイモなどのイモ類。島にはココナッツの他にパンノキ(別名:ブレッドフルーツ)が自生しています。パンノキは、グリルや蒸し焼きにして食べられるのですが、別名の通り、「本当にパンのような味わいでビックリ!」(社員談)だとか。
サモア独立国への貨物は、横浜、神戸、釜山などに寄港してトンガ、タヒチなどを回る『南太平洋航路』で運ばれます。 島に運ばれるのは、主に中古車や建設機械、建設用資機材、食料品、日用雑貨など。
島からは主にマグロや、ノニ製品が輸出されます。ノニとは、南太平洋に広くみられるアカネ科の植物。現地では、その果実や葉が、病気や痛みに効くと言われており、さまざまな用途に利用されています。日本では美容やダイエットへの効果を求めた健康飲料“ノニジュース”として広まっています。スーパーマーケットなどで、見かけたことがある方もいるのでは?