つなぐ国々
ミクロネシア連邦は、西太平洋の赤道の北半球側に点在する607の島々で構成された島嶼国です。陸地の面積は、約700 ㎢ですが、海域は780万 ㎢以上。西端のヤップ州から東端のコスラエ島までは、2,550Kmもあります!! (ちなみに北海道の宗谷岬〜日本最南端の沖ノ鳥島間は、約2,845Km)
気温は年間を通じほぼ一定の27℃。周囲は浅いサンゴ礁に囲まれており、山、谷、マングローブの林、ラグーンなど、美しい自然が残されています。
日本との繋がりも深い国です。1920年から第二次世界大戦後までは、国際連盟の委任により日本が統治。当時は、約40,000人のミクロネシア国民に対し、10万人を超える日本人が植民。
日本式の農業や漁業などを発展させ、日本語や日本文化が広く伝わったそうで、今でも日系人が多いです。現地の人々と共に勤勉に働いた日本人は好意的に受け入れられており、親日感情を持つ人々が大勢います。
現地では「丈夫で長持ち、信頼の日本製品」といったイメージが定着しており、中古の日本車が愛用されています。日本語の塗装が残ったままの小型トラックやバス、建設機械が活躍しているのは、おなじみの光景。
また、お米や小麦粉、缶詰、お菓子などの食品は、日本だけでなくアジア、豪州などからも運んでいます。味噌やお醤油、漬物などの日本食品が商店に並ぶのを見ると、とても嬉しくなります♪
復航では、現地の豊かな漁場でとれるマグロやカツオが、-40'Cや、-60'Cでキープできる特殊冷蔵コンテナによって運ばれ、日本、アジアに新鮮なまま届いています。もしかすると、皆さんも食べたことがあるかも!?
島嶼国(とうしょこく) 領土が大小さまざまな島々から構成される島国のことをいいます。大陸から遠く離れているため、開発が困難で、国土も狭く、人口、国民所得も低い途上国です
進水式 新たに組み立てられた船舶の誕生を祝う式典です。一般的には新造船舶を初めて水に触れさせる際に行う作業や儀式のことをいいます。
支綱切断(しこうせつだん) 斧でロープを切断すること。ロープはくす玉とシャンパンなどにつながれており、切断と連動してシャンパンが船体にぶつかるとくすだまが割られ、紙吹雪が舞う中、船は進水台を滑り海へ進水します。